FC2ブログ

このWebサイトについて

バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


詳細は こちら をご覧ください。

最新記事

カテゴリ

 隊員活動  (117)
   -  教育分野  (32)
   -  医療分野  (14)
   -  社会分野  (9)
 隊員生活  (76)
 モンゴル文化  (8)
 モンゴル情報  (42)
 Монгол хэл  (0)
 隊員・エディター紹介  (1)
 その他  (35)

タグクラウド

月別アーカイブ

2019年 04月 【2件】
2019年 03月 【1件】
2019年 02月 【2件】
2019年 01月 【2件】
2018年 12月 【2件】
2018年 11月 【3件】
2018年 10月 【2件】
2018年 09月 【2件】
2018年 06月 【2件】
2018年 05月 【2件】
2018年 04月 【2件】
2018年 03月 【3件】
2018年 02月 【2件】
2018年 01月 【2件】
2017年 12月 【2件】
2017年 11月 【2件】
2017年 10月 【2件】
2017年 09月 【3件】
2017年 06月 【5件】
2017年 05月 【4件】
2017年 04月 【4件】
2017年 03月 【5件】
2017年 02月 【4件】
2017年 01月 【4件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【4件】
2016年 10月 【4件】
2016年 09月 【5件】
2016年 06月 【4件】
2016年 05月 【4件】
2016年 04月 【5件】
2016年 03月 【4件】
2016年 02月 【4件】
2016年 01月 【5件】
2015年 12月 【4件】
2015年 11月 【4件】
2015年 10月 【5件】
2015年 09月 【4件】
2015年 07月 【1件】
2015年 06月 【4件】
2015年 05月 【5件】
2015年 04月 【4件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【5件】
2014年 12月 【4件】
2014年 11月 【4件】
2014年 10月 【5件】
2014年 09月 【4件】
2014年 08月 【5件】
2014年 07月 【4件】
2014年 06月 【4件】
2014年 05月 【7件】
2014年 04月 【4件】
2014年 03月 【9件】
2014年 02月 【7件】
2014年 01月 【10件】
2013年 12月 【8件】
2013年 11月 【10件】
2013年 10月 【7件】
2013年 09月 【7件】
2013年 08月 【12件】
2013年 07月 【16件】

リンク集

時間と天気

日本国旗 - - モンゴル国旗

ご意見・ご感想・お問い合わせ

みんなでならできること~チョイル日本祭(3)当日編~

文と写真=山中絢加(やまなか・あやか)
平成24年度1次隊 青年海外協力隊
職種=小学校教諭 活動地域=ゴビスンベル県チョイル

みんなでならできること~チョイル日本祭り(1)スタート編~
みんなでならできること~チョイル日本祭り(2)奮闘編~

―前日―
祭で出すブースに必要な備品は、ウランバートル市教育局やモンゴル日本センターから貸していただけることになった。茶器にプール、大量の浴衣…みんなで物品を担いでチョイルへと急ぐ。

 長距離タクシーで向かう道中、ラクダが荷車を引いていた。それを見た運転手が「見に行ってみるか?」と声をかけ止まってくれたり、歌を歌ったり話したりしているうちにあっという間についてしまった。こういう気遣いも田舎ならでは。貴重な体験ができたことも感謝だ。

20130823_ymnk_1.jpeg

 チョイルについてからはソーラン節の練習と、あとはひたすら準備。あとはたくさん人が来てくれることを願うのみ。明け方、祈るような気持ちで床に就いた。

20130823_ymnk_2.jpg
準備に抜かりない仲間たち

―当日―
「アヤカ先生、おはよう!」11時開場なのに、9時から子どもたちが待っていることが私を焦らせる。しかし、イベント当日の準備の仕方も腕の見せ所。事前に割り振ってあった担当の仕事を、それぞれがすばやく確実に準備を行っていく。
 ゴビスンベル県教育局長の始めの言葉が終わり、いよいよ祭りが始まった。時間ぴったりだ。協力隊員一人ひとり任地や職種、一言など自己紹介。普段見かけない日本人たちに子どもたちは興味津々。ソーラン節の迫力にも圧倒されたようだった。

20130823_ymnk_3.jpeg
南中ソーランを踊る隊員たち

 出展ブースは昔遊び、折り紙、浴衣の試着、書道、茶道の5つ。
 昔遊びブースではけん玉、こま、だるま落とし、そして先輩隊員の発案で、スーパーボールすくいも体験できるようにした。日本の伝統的な遊びとはいえ、子どもが遊びを好きなことは世界共通。遊び方やコツは、少し教えればすぐに習得してしまうのには驚いた。

20130823_ymnk_4.jpg
日本の夏祭りで欠かせない、スーパーボールすくい

 折り紙ブースでは大きな折り紙で折り方を指導しながら、鶴や入れ物、花、ピョンピョンガエルなどを好きな色や柄を選んで作る体験ができる。隊員の手元を食い入るように見つめ、完成した作品を嬉しそうに握りしめる子どもたち。ただの四角い紙から手だけで様々な形を生み出す折り紙が世界でも愛されているのもうなずける。
20130823_ymnk_5.jpg
みんな真剣な表情

 浴衣ブースでは、日本の民族衣装である浴衣を試着してみることができる。ウランバートル市教育局から借りた浴衣は私でも着てみたくなるような可愛い柄ばかり。私がモンゴルの民族衣装であるデールを着るとわくわくするのと同じ気持ちなのだろう。女の子やお母さんに大人気で、みんな携帯で写真を撮りあっていた。

「日本」「モンゴル」「父」「母」「空」などの見本から意味を聞いて選んで書いたり、自分の名前を隊員に書いてもらったり、見本を見ながら墨で字を書くことができる書道ブース。会場で子どもたちに呼ばれ、「私が書いたんだよ!」と何度も見せてもらった。「どうして父、って書いたの?」と聞くと、「お父さんが好きだから!プレゼントするんだ!」と自信満々に答えてくれた。

20130823_ymnk_6.jpg
先生も一生懸命手伝ってくれた

 茶道ブースでは自分で茶筅でお茶をたてて飲む。モンゴルの伝統的な料理の味付けはほとんど塩味で、苦みのあるものが無いため、お茶の苦みに顔をゆがめる子どもたち。それなのに「どう?美味しい?」と聞くと「…すごく美味しい」と全員答えたと聞いて笑ってしまった。子どもなりに文化を理解しようとしてくれていたのかもしれない。
 これらの全てのブースを回り、ゴミ箱にゴミを捨てると日本マスターになれるという「日本マスターカード」のシステムは大成功。飽きることなく各ブースを飛び回り、様々な体験をしていく。マスターになった子どもたちのこの笑顔!このカードが一番のお土産になったのではないだろうか。嬉しそうに今日の体験をお母さんに話す様子が目に浮かぶ。

20130823_ymnk_7.jpg
20130823_ymnk_8.jpg
マスターになったよ!!やったね!

20130823_ymnk_9.jpg
彼女はごみ箱ブースのハンコ押しを手伝ってくれた


 11時から14時半までの間、一息つく間も無く飛ぶように時間が過ぎて行った。楽しくて、2回3回とチャレンジしてくれた子もいたため400枚用意していた日本マスターカードは見事売り切れ。「楽しかった?」と聞くと、「すっごく楽しかった!」と輝く笑顔で答えてくれたのが印象的だった。驚いたのは、祭り終了後のゴミ一つない会場。家から持ってきたお菓子を食べ、ペットボトルのジュースを飲んでいた子どもたちだったが、みんなきちんとゴミ箱に捨てていたのだ。カウンターパートも驚いていた。なんだか、胸の奥がじんわりと熱くなった。

20130823_ymnk_10.jpg
ゴミ一つない会場

 ドタバタの2か月だったが、振り返ってみると一人では何もできなかったことに気づく。
 隊員たち、物品を貸してくれた方々、教育局、先生方、子どもたち、ポスターを貼ってくれたまちの人たち。みんなに協力してもらってばかりだった。
 一人ではできないこと、みんなでなら出来ること。そしてみんなで何かを達成した時、ずっと大きい感動が生まれる。もしかしたら、それでいいのかもしれない。今回の工夫や成果、改善点は次の開催に生かして行こうと思う。よりいいイベントになると思うとわくわくする。人と人がつながり、また新たな笑顔を生む。
祭りに関わってくれたみんな、ありがとう。日本祭りの成功は、私に「青年海外協力隊」の原点を思い返させてくれた。




20130823_ymnk_11.jpg
カウンターパート、学校のマネージャー、協力してくれた隊員たちとともにパチリ



タグ : 隊次:24-1 地名:ゴビスンベル県チョイル 職種:小学校教諭 連載 日本文化紹介

 ホーム