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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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みんなでならできること~チョイル日本祭り(2)奮闘編~

文と写真=山中絢加(やまなか・あやか)
平成24年度1次隊 青年海外協力隊
職種=小学校教諭 活動地域=ゴビスンベル県チョイル

―チョイル日本祭りまであと1か月。
みんなでならできること~チョイル日本祭り(1)スタート編~参照
 仲間に協力してもらいながらどうにか書類を完成させた。設定した目標と期待される効果は以下の3点。

(1)住民への啓蒙
 日本文化を知り、自国の文化と比較することで、他国の文化を認めたうえで、改めて自国の良さに気付く機会になるようにする。
 ⇒啓蒙することによって、自国の文化や生活様式を見直し、より大切にしたり、改善したりする意識が生まれることが期待される。
(2)教育局への提案
 イベントの運営を通して、教育局が今後イベントを開催する際の運営の方法の一例を提示する。
 ⇒教育局と必ず共同して行うことで、事前準備から当日の運営までの方法を具体的に知ることができ、今後教育局が単独でイベントを開催するための参考となる。
(3)隊員との協力
 より多くの隊員と共同して実施することで、(1) (2)の効果を高める。
 ⇒より多くの住民、教育文化局の職員と関わりをもつことができる。

―教育局との協同―
 目標(2)は、企画への思いを話している時に、仲間が提案してくれたものだ。そうだ、これだ!と思った。今までのイベントで疑問を感じていた点を、実践することで提示したい。心で思っていても変わらないことは、アクションを起こせばいいんだ。
 すぐに完成した企画書をモンゴル語訳して教育局に提出。私がこだわりたかったのは、「教育局の主催」ということ。私たちだけが知っていて、私たちだけが頑張っている企画にはしたくなかった。目標達成の結果を出すためには準備と工夫があってこそ。細かい変更をするたびにカウンターパートに説明しに行った。

―体験してみたい!と思わせる工夫―
 モンゴルの新学期は9月のため、夏休み前の6月半ばからは進級、進学のために様々な試験が行われる。先生たちも配属先も事務作業に追われ、本来の私の活動である研究授業は全くできなくなってしまった。それならばと平日の空いた時間は全て祭りの準備に費やせたことも今考えればラッキーだったと思う。
 前回のチョイル祭りの課題点を帰国した先輩隊員に聞いたところ、一番の課題だったのは「集客」だったそうだ。教育局のメンバーに何度も話しに行ったが、協力する意思はあるもののなかなか具体的に動きださない。
 そこで、作ったポスターを握りしめ、学校や市場・病院・大学・商店などを巡って、合計20枚のポスターを貼って回ることにした。

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 小学校においてはけん玉や折り紙を持ちながら、各クラスでブースの内容を紹介し、先生や子どもたちにアピールして回る日々が続く。
 広報をすることで予想外の効果が2点。1点目は、普段入らない場所に堂々と入って話ができること。自己紹介、イベントの説明、掲示のお願い。チョイルに住んでいる青年海外協力隊の仕事や思いを伝えるいい機会だった。
 2点目に、先生や子どもたちとの再会ができたこと。私の活動は巡回型で各学校に1か月ずつ入るため、次の授業までの期間が開いてしまうことが気にかかっていた。子ども中心の授業をするためには、子どもの実態把握や教師と子どもの人間関係が必須である。子どもたちが9月の新学期を楽しみにしていることが、授業に確実に影響する。
 宣伝回りのおかげで卒業式間際の5年生にも卒業祝いが言えたし、他の学年においても挨拶と進級祝い、次に巡回する予定を伝えられたことは有意義だった。「他の県からたくさんの日本人が来て、お祭りで色々なものを教えてくれるんだよ」というと、子どもたちは感動し、「なんて素敵なの!」「嬉しい!」中には飛び跳ねたり拍手するクラスもあった。目標(3)にもあるように、私のようなチョイルに住む日本人以外と触れ合うことで、目標(1)(2)の効果を高めるだけでなく新鮮な刺激になると確信した。

―ゴミだらけは嫌だ―
 モンゴルはイベントがたくさんある。本のお祭り、才能を伸ばすお祭り、新年のお祝い。どれも華やかで素敵なのだが、どうしても私が好きになれないもの、それはゴミ。近くにゴミ箱があるにも関わらず、イベントが始まって1時間もたてば、床がゴミだらけになってしまう。学校においても同じことが言える。

20130805_aya_2_20130805234040931.jpg
ゴミだらけの会場の様子

 モンゴルにはもともと遊牧民族として暮らしていた方々がたくさんいる。ゲル*に住み、家畜の乳から様々な乳製品を作り出して食す。家畜を屠る時も血を一滴も出さない方法を取り、自然に感謝し、皮や骨も生活の中で生かし何一つ無駄にしない。このようなモンゴルの伝統的な暮らし方をしていれば、生活の中で出た不要物は、外に出しておいて支障がないものが多かったため、ゴミ箱に捨てるという習慣が根付いていないのかもしれない。様々な事情で定住する人が増え他国から様々な素材のパッケージに包まれた製品が入ってきたが、生活習慣を変えることは容易ではないのだろう。
 叱るのではなく、楽しみながらごみ箱にゴミを捨てさせることは出来ないものか。
 そこで、「日本マスター」を目指すイベントにすることを思いついた。来場者にカードを配布、それぞれのブースのクリア及び「ゴミ箱にゴミを捨てる」「安全」を守れたらハンコがもらえるシステム。全部クリアすると「日本マスター」の大きなハンコを押してもらえる。そうすれば、日本の文化を色々体験するという目標達成にも近づけるのではと考えた。

*主にモンゴル高原に住む遊牧民・定住民が使用している、伝統的なテント式住居のこと。

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「お茶」を体験すると、このようなハンコがもらえる

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全部クリアして受付に行くと

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日本マスターになったよ!おめでとう!

 カードやハンコはもちろん手作り。お金をかけないで、目標に近づくための工夫の1つだった。
また、環境教育を活動としている木下隊員に協力を仰ぎ、ごみの分別ポスターを作ってもらった。

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 イベントの必要物品の確認と調達、会場図の作成と学校のマネージャーとの打ち合わせ、壁掲示物の作成、準備・片付けの担当割り、日本マスターカードの印刷・・・。怒涛の準備期間が終了した。
気づけば本番が明後日にせまっていた。

続く


タグ : 隊次:24-1 地名:ゴビスンベル県チョイル 職種:小学校教諭 連載 日本文化紹介

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