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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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●●9月の僕の活動●●

文と写真=竹内寛貴(たけうち・ひろき)
2016年度3次隊 青年海外協力隊
職種:理学療法士 活動地域:ウランバートル市


 こんにちは!2016年3次隊理学療法士(以下:PT)として派遣されている竹内です。あっという間にの夏が過ぎ、今年は例年より早めに首都ウランバートルでは雪が降りました。季節の変り目、みなさんは体調を崩したりしていませんか?そんモンゴルのな急激な環境の変化の下、少し体調を崩した時期もありましたが、現在は普段通りに活動を行っています。と言っても、9月は普段の活動以外にも様々な事があったので、是非皆さんに紹介したいと思います。

■9月の様々な事って?
 9月は世界理学療法士連盟(以下:WCPT)が定めた「理学療法士DAY」が9月8日にありました。更に、今年はモンゴル理学療法協会がWCPTに加入して10周年ということで、9月21日には10周年式典も執り行われました。

 9月8日に行われた「理学療法士DAY」では病院のリハ科のスタッフが、我々PTの為にパーティーを開いてくださり、非常に感銘を受けました。日本ではお祝いをすることはないので、非常にいい経験でした。しかし、我々はただ祝ってもらうだけでは終われません。前日は、患者さんや家族を対象に理学療法についてのセミナーや、モンゴルの地方に建てられている家庭病院から栄養士を招いて、栄養指導や生活習慣病についての講座が行われました。今回、僕がセミナーで発表をしたのではなく、モンゴル人である同僚が発表する場となったので、非常にいい経験になったのではないかと思います。

20171027_takeuchi_1pg.jpg
同僚のセミナー発表写真


 9月21日に行われたモンゴル理学療法協会10周年式典には、モンゴルの理学療法協会の立ち上げや、モンゴルのPT育成に長きにわたり携わってきた、群馬大学の先生方が招待されました。式典では、モンゴルでのPTを含めたリハビリの必要性や、今後の方向性ついての講演などがありました。僕自身も、この式典に参加出来たことで、学びがとても多く、大変有意義なものとなりました。

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群馬大学教授、当院副院長との記念写真


 さらに、この他にも9月22、23日に渡り、全国神経学会が私の配属先で開催され、23日に参加させていただきました。
 これまで、ソロンゴの会(モンゴルの医療隊員によって構成される会)や全国PT学会、当院の医者からの依頼などにより、僕達ボランティアがセミナーを開催する側に立っていましたが、セミナーを受ける側になることは殆どなかったので、新鮮味を感じました。また、自分の専門外である、モンゴルの看護方法などもセミナーで見ることができたので、非常に勉強になりました。

20171027_takeuchi_3.jpg
セミナーの様子


■普段の活動についても少しばかり!
 もちろん9月も普段の活動は行っています。僕に求められているものの一つとして、PTの技術、リハビリの質の向上があります。その為の活動を毎日行っているわけですが、みなさんはリハビリと聞いてどのような事を思い浮かべるでしょうか?

・筋トレ
・ストレッチ
・歩行訓練

などなど、一般的なイメージはこれらが先行してくるかと思います。

 では実際にはどういうことかと言うと、、、
 上記した筋トレ、ストレッチ、歩行訓練などに加え、様々な運動を行い、麻痺などの身体的な障害を持った患者さんの生活行動能力(一人でベッドから起き上がる、トイレに行く、ご飯を食べる、お風呂に入る、歩いて家の外に出る、など)を向上させ、自宅復帰・社会復帰などのお手伝いをしている仕事です。または、残存する運動機能(脳卒中等になっても麻痺を起こさなかった手足の力など)を低下させないため、日常生活を人間らしく暮らすための指導などを行っています。
(補足:今後はモンゴルのPTも、病気にならないよう未然に防ぐという考え方である「予防医学」についての知識を身に付けていくことが必要であると感じています。)

 その為には、患者さんの病気の事を把握していくための適切な評価(問診から検査データ・レントゲンなどの確認、または、PTが行う筋力検査など)を行っていく必要があります。
 ちゃんと評価が出来ないと、間違った運動を行ったり、患者さんを危険にさらしたりします。一歩間違えば、患者さんの命を奪う可能性もあります。

そして、この適切な評価能力が、今一番活動先のPTに必要なスキルだと感じています。

と言うことで、9月は私自身も患者さんのリハビリを実施していきましたが、それと並行して同僚に評価の大切さや評価方法、画像の見方などの指導をしていきました。

20171027_takeuch_4.jpg
同僚に指導中の写真


 まだまだモンゴルのPTは発展途上にある段階で、カッコいい手技など目新しいことにとらわれがちですが、基本をもっと大事にしてほしいと感じています。そして、僕の行ってきた事が少しでも、これからのモンゴルの医療の発展に繋がるよう、自分の持っている知識はしっかりと伝え、残していきたいと思う今日この頃です。

以上、9月の僕の活動についての記事でした。





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