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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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中国リハビリテーション在外研修を終えて

文と写真=後上正幸(ごがみ・まさゆき)
平成28年度1次隊 青年海外協力隊
職種:理学療法士 活動地域:ドルノド県チョイバルサン


 平成28年度1次隊として2016年8月より、モンゴルのチョイバルサンというところで活動している後上正幸です。
 平成28年11月29日から12月5日までの5日間で行われた『中国リハビリテーション在外研修』に参加させて頂いたので、研修の詳細とモンゴルの医療事情などを交えながら紹介していきたいと思います。
 この研修には、モンゴル、ウズベキスタン、パプアニューギニア、サモアの計4ヵ国、計13人の隊員とCP(カウンターパート 活動をする上でのパートナー)が参加しました。




■研修の目的
 『各国のリハビリテーション事情や課題への取り組み、世界の潮流や最新のリハビリテーション医学等についての理解を深め、研修後の活動促進の一助とする。』(在外研修参加依頼より抜粋)

■研修の内容
技術顧問によるワークショップ
 3日間にわたるワークショップでは、主にICF(国際生活機能分類)とCBR(地域に根ざしたリハビリテーション)の二つのテーマを中心に進められていきました。
 ちなみに、ICFとはリハビリテーションを進めていく上で患者様の全体像を整理し、治療目標や目的、内容を決めていく為の重要な概念であり、CBRとは地域社会の開発において障害のある人をコミュニティーから取り残すことなく医療、教育、社会サービスがともに協力していくことが重要である、というどちらも非常に大切な概念です。

20170127_gogami_1.jpg
ケーススタディー


 この二つの概念を基に、2グループに分かれ仮想の患者様を想像しながらケーススタディーを行ないました。
 例えば、脳梗塞の患者様の場合、麻痺の程度はどのくらいか、トイレやお風呂はどのくらいの介助が必要か、家の状況はどうか、家族の協力は得られるのか、どんな性格の人か、仕事はできるか、などその人が社会に復帰するためにはどのようなリハビリテーションをして、どのような社会資源を使うのが好ましいか、ということについてディスカッションを行いました。

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モンゴル、パプアニューギニアの隊員とCPでディスカッション


 もちろん、国が違う者同士がディスカッションをするため、住宅環境や習慣、医療制度、家族のサポートなどに様々な差異が生じてきます。
 例えば、モンゴルでは伝統のゲル(モンゴルの移動式住居)に住んでいる方もいます。また、神社への参拝などは人によって頻度が異なり、宗教に対しての価値観も様々なようです。さらに、モンゴルの医療制度では入院期間が最長でも10日間、外来リハビリテーションも例外を除いて最大10回までとされています。日本のような介護保険制度はない為、退院後もリハビリテーションを継続できる施設は少なく基本的に自宅での療養になります。病気になった場合、その人の介助は親や子供がするというのが一般的な流れとなっており、地域で障害の方をサポートする資源というのは少ないのが現状です。
 このように、ワークショプを通し他国を知ることで自国であるモンゴルの理解がより深まり、CP にとっても自国の医療体制を振り返る良い機会となったと思います。

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全体共有


・中国リハビリテーション研究センターの視察
 今回訪問させて頂いたセンターは1988年にJICAが建設設備・人材育成の両面で支援し、設立されました。その為、機器などのハード面はモンゴルと比べ遥かに揃っており、スタッフも多く就業していたのが印象的でした。

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中国リハビリテーション研究センター。院内に義肢装具室が併設されており、規模も大きくスタッフも多い

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自助具も豊富

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質問一つ一つに丁寧に答えて下さったスタッフの方々



・北京国際リハビリテーションフォーラムへの参加
 4、5日目には、北京で開催されたフォーラムに参加させて頂きました。
 モンゴルからは平成26年度4次隊の言語聴覚士の林万里子さんが演題発表し、非常に有意義な学会となりました。世界各国からの参加者も多く、CPの方々からも「非常に満足できた研修であった」という感想が聞かれました。

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分科会にて演題発表をする言語聴覚士の林万里子さん

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メインフォーラムを聴講するモンゴル隊員のCPの方々


■ 研修を終えて
 私たち協力隊は「何かを与える」という上からの立場ではない、と考えています。一緒に「協力」をして、何かを作っていく、加えていく、ということが必要だと思います。その点でも、今回学んだ内容を参考に今後も一緒になって「協力」して考えていければ、今回の研修成果にもつながるのではないかと思いました。
 これからの隊員のためにも、是非今後もこのような研修会を開催して頂ける事を願っています。
 このような機会を与えて頂き感謝致します。本当にありがとうございました。

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全員で記念撮影























タグ : 隊次 281/ 職種 理学療法士/ 地名 ドルノド県チョイバルサン

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