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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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ソロンゴの会とリハビリテーションセミナー

文と写真=田山美由紀(たやま・みゆき)
平成27年度1次隊 青年海外協力隊
職種:看護師 活動地域:ドルノゴビ県サインシャンド



 皆さんこんにちは。看護師としてドルノゴビ県サインシャンドの総合病院で活動しています、田山美由紀です。今回は、私の配属先で開催したソロンゴの会によるセミナーについてご紹介したいと思います。




■ソロンゴの会とは
モンゴルでは現在61名の協力隊隊員が活動しています。そのうち、医療系隊員(看護師、理学療法士など)は15名います。そして、医療系隊員で構成される「ソロンゴの会」(ソロンゴはモンゴル語で「虹」の意味)という分科会が存在します。隊員はそれぞれ、病院や保健局等に配属されていますが、この分科会では隊員同士で協力し、共同でセミナーを実施したり、学会へ参加したりすることが可能です。一人では難しいことも仲間の助けを借りて実施することができます。

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サインシャンドセミナーに協力してくれた隊員とモンゴル人医師、教師


■サインシャンドでのリハビリテーションセミナー
今回、セミナーを計画したのにはつの理由があります。
私の配属先には現在、リハビリテーションに関わる専門職種の人材がいません。モンゴル国内では、最近、理学療法士の養成コースができ、モンゴル人理学療法士が誕生し始めていますが、全体的にリハビリテーション職種は少ないのが現状です。
配属先の病院では、脳卒中の患者さんや、足や腕の骨折による整形外科の手術を受ける患者さんが多くいます。リハビリテーションは、早期にそして継続して行うことが重要なのですが、手術後のリハビリテーションはされておらず、脳卒中や手術後のリハビリテーションの重要性はまだあまり浸透していません。
患者さんのそばに最も多くいる看護師にとっても、リハビリテーションを行うことは重要な仕事であり、同時に廃用症候群(入院や安静によっておこる合併症)を予防することもとても重要なことです。
そこで、理学療法士、作業療法士、言語療法士の隊員に協力してもらい、リハビリテーションについて紹介し、理解してもらい、看護師が患者さんのベッドサイドでリハビリテーションを実施できるようになる手助けができればと、このセミナーを計画しました。
2つ目の理由は、障害を抱える子供に対するリハビリテーションや教育について伝えたかったからです。
モンゴルでも脳性麻痺などにより様々な障害を抱える子供がたくさんいます。しかし、小児リハビリテーションが身近にないために、拘縮(筋肉や関節が固くなること)が生じていたり、障害児が通うことができる学校が少ないため、家で過ごしていたりする子供が多くいます。成長に合わせた遊びや運動、教育をすることによって、できるようになることがたくさんあるということや、障害の進行速度を遅くしたり、合併症を予防したりすることができるということを家族にも知ってもらいたかったからです。
3つ目の理由は、配属先からもリハビリテーションについて知りたいとの希望があったからです。


セミナーは2日間にわたって実施しました。
1日目は、配属先の看護師を対象に行いました。他にも、医科大学教師や、脳卒中患者が多く入院するという他院の看護師などが参加していました。リハビリテーション専門職種がいないため、看護師が行うことができるリハビリテーションや様々な介助法について紹介し、実技講習を行いました。

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ベッドから安全に患者さんを起こす方法の実技演習

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整形外科術後のリハビリテーションについて


2日目は町で唯一、障害児クラスがある幼稚園で、スタッフや親を対象に実施しました。
個人の成長に合わせて、生活のなかでどのようにリハビリテーションを行っていくか、さらに、特別支援学級についての紹介を障害児支援の隊員の協力を得て行いました。
参加者からは、「興味深くまた聞きたい」、「自分たちにとても必要なことでありもっと知りたい」という感想が聞こえてきました。


■セミナーを実施して
 モンゴルの看護師は、点滴や注射をすることが主な仕事であり、患者の生活の援助や、合併症予防、「どうすればこの患者さんが良くなっていくのか」ということを考えて看護することがとても少ないと感じています。そのため、今回のセミナーの内容をすぐに実施できるようになるのは難しいかもしれません。今までやっていなかったことを習慣にしていくことは誰でも難しいことです。
このセミナーをきっかけに、リハビリテーションという考えが少しずつでも意識の中に入り込み、今回参加してくれた皆さんの看護に役立っていくよう、残りの任期で知識・技術を伝えていきたいと思っています。
 そして、職種を超えて快く協力してくれた隊員達、セミナー実施に向け協力してくれた配属先スタッフ、JICAスタッフ、セミナーに参加してくれた方々がいたことで、今回のセミナーが実施できました。
何かを行うときには、いつも誰かの助けや協力があって、それによって、一人では困難なことができたり、より良いものができたりしているということを、改めて感じたセミナーでした。


タグ : 隊次:271 職種:看護師 地名:ドルノゴビ県サインシャンド

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