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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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●●一体何が幸せなのか(後編)●●

文と写真=高橋あゆみ(たかはし あゆみ)
平成26年度2次隊 青年海外協力隊
職種:デザイン 活動地域:ウランバートル市


サンバイノー。(こんにちは、お元気ですか?)
今回は前回に引き続き、モンゴルの子供達の現状についてお話したいと思います。



 国際問題としてモンゴルのマンホールチルドレンが取り上げられ、現在その数は激減したものの、今度は孤児院などの児童保護施設における問題が出てきています。先ずモンゴル国内外の大手企業等の様々な団体からの物質的な援助は十分過ぎるものの、人道支援は保護される子供達の数に対して圧倒的に足りないという事実があります。

 モンゴルには社会福祉の専門家であるソーシャルワーカーが、実情殆ど居ないと言っても過言ではありません。国際NGOなどの機関が補い担っているというのが現実です。そのような職種があったとしても、その肩書きを持つ者は一日中書類作成など事務処理に追われ、実際子供達の世話は雇われたスタッフ一名で切り持っている施設もあるのが今のモンゴルの現状です。

 子供が健やかに成長し暮らていく条件としてある一定の物質の豊かさは必要ですが、それよりも一人一人に対する細やかなケアが重要です。足りなくても足りないなりの工夫と発想の転換は子供の方が純粋に持っていると思います。逆に何でも手に入る、過剰に物が溢れてる状況は人の幸福感や想像力を鈍感にさせてしまうのではないでしょうか。
日本には「足るを知る」という言葉もあります。世界には家庭内暴力や育児放棄など大人に傷つけられた子供達が沢山居ます。このようなトラウマ(心的外傷)を持った子供それぞれに適切なフォローが出来なければ、心身の健康を損なったまま大人になり、結局は社会に出ても適応出来ない堂々巡りになってしまいます。(それを貧困のサイクルというそうです)

 モンゴルでは18歳になったら孤児院を出ると国の法律で定められています。それまでに大人や世の中に対する信頼や心身の健康を取り戻し、自立する術を身につけなければなりません。自立支援を組む施設もありますが、そのような場所に巡り合える子供達はほんの一握りです。

 発展途上国と云われるこれからのモンゴルの未来を担うのは、紛れもなく若者と子供達です。本当に豊かな国を目指すならば、より多くの苦しんでいる子供達に安心できる環境とサポートを与える事に重きを置くべきでしょう。

 そして将来の選択肢が限られてしまった子の可能性をもう一度広げてあげられるような、社会福祉の充実に取り組むべきだと思います。こんな大それた事を願い主張しても、私が協力できることはほんの小さなことしかありません。
この国に来てから、様々な経験をさせて頂きました。厳しい現実を目の当たりにしても、変えることはおろか何も出来ないもどかしさ、やりきれなさを感じることも多々ありました。

 しかし、光と闇の両極を知らなければ異国を深くは知り得ず、またそこで心を込めた活動は出来ないと思い、これからも色々な場面に飛び込んで行こうと思っています。そしていつも支えて下さる人々に感謝し、時々、後ろを振り返りながら前向きに活動を積み重ねて行こうと思います。

 以上、私情を多く挟みながら綴ってしまい申し訳ありませんが、モンゴルに住んで1年が経とうとしている今、私が伝えたいことでした。この記事をご覧頂いて少しでもモンゴルの家を失ってしまった子供について考えて頂けたら幸いです。読んで頂きどうもありがとうございました。

atakahashi_2015109.jpg

同期隊員の活動先にて。太陽の家の子供達






タグ : 地名:ウランバートル市 隊次:26-2 職種:デザイン

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