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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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モンゴルのスポーツを考える

文と写真=谷野 駿(たにの・しゅん)
平成26年度1次隊 青年海外協力隊
職種:バレーボール 活動地域:ウランバートル市


 モンゴルバレーボール協会配属の谷野駿です。私は、ゴビスンベル県チョイルで少年、少女へのバレーボール指導を経て、現在は国際大会にむけて強化中である、モンゴルバレーボール男子代表チームのアシスタントコーチを務めています。


■モンゴルのスポーツの現状
 モンゴルではバスケットボール、バレーボールが非常に人気のあるスポーツです。モンゴルは一年を通して気温が低く冬場は多くの地域でマイナス20℃を下回ります。そのため、通年で活動できる屋内スポーツに人気が集中しています。

 私は、バレーボールの指導を目的としてモンゴルに赴任しました。任地に赴任してからは衝撃的な指導を度々目にすることとなりました。指導現場では日常的に暴力的な指導が行われていたのです。これらの指導は、私が見てきた地域に限ったことではなく、モンゴル全土で起こっていることだと、他のスポーツ系職種の隊員からも聞きます。

 女性の指導者であっても子供に対して手をあげます。拳で子供の肩を殴ることや、ベルトを鞭にして、馬に鞭を入れるかのように叩きます。大会中でもお構いなしで暴力を振るう指導者もいます。どれを見ても痛々しいものです。また、手加減することなく力一杯に叩くため、それらが原因で子供の体が故障するのではないかと心配でたまりません。

 私から指導者に暴力を止めるように話をしても、何が悪いのか根本的な部分での理解がなされないため、解決には結びつきません。むしろ、ベルトを渡されて暴力を勧められる始末です。
 スポーツ系職種の隊員で、議論になることもしばしばで、つい先日も指導者のあり方を見直す必要があるのではないかと議論したばかりでした。そんな矢先、JICA事務所を通して、モンゴル陸上競技連盟から、私のところにスポーツ国際会議での講演の依頼が来たのです。


■スポーツ国際会議
 4月17日にウランバートルにて、スポーツ国際会議が開催されました。モンゴル、ロシア、中国、日本、韓国の5カ国で構成された会議です。この会議では、モンゴルの子供達の未来について、参加している国々のスポーツ関係者が独自の視点から講演するものでした。私はJICAボランティアのスポーツ隊員の代表として、また、日本の代表として会議に出席して講演を行いました。

 各国、モンゴルのスポーツに対して様々な分野から提言されていました。ジュニア期の優秀な選手を育成するためのトレーニング施設を設置することや、スポーツを通して躾を行うことなど、様々な問題提起がなされました。
 
 そして、私はモンゴルにおけるスポーツ現場の暴力的指導について提言しました。日本も同じように辿ってきた過ちという説明をした上で、暴力で訴えかけるような指導ではなく、言葉を用いて論理的に指導を展開していかなければならないこと。そして、未来ある子供達を扱う指導者としての責任感を持たなければならないことを強く訴えました。

 講演終了後には、興味深かったと感想を述べに来てくれた体育大学の学生や、講演資料を見せてくれないかと申し出てくれる方もいました。

 しかし、その一方で「日本は島国の民族で、モンゴルは大陸国で遊牧民をしてきた民族であるから、講演してくれた内容の指導は難しいのでは?」「相撲や柔道、レスリングでは、躾けるためには暴力は必要だよね?」と疑問を投げかけてくれる方もいました。

 育ってきた環境や文化が違う中で、外国人の考えを受け入れることは難しいと思いますが、今回の会議に列席された方の中に、スポーツの指導中、暴力的指導について何かしらの考えをもってくれたら嬉しいです。

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会議の様子1

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会議の様子2



■モンゴルのこれからのスポーツ
 モンゴルでは、2015年男子バレーボール東アジア大会、 2016年レスリングオリンピックアジア予選の開催が決定しています。このモンゴルの地で、スポーツの国際大会の開催されるのです。モンゴルのスポーツが今後、世界のスポーツメディアで取り上げられる機会が増えるということです。そのため、私たちボランティアはモンゴルのスポーツの発展を考え、活動に取り組まなければならないと思います。

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バレーボール大会開会式




タグ : 地名:ウランバートル市 職種:バレーボール 隊次:26-1

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