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 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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モンゴルに赴任して1年が経ちました ‐ 後編 ‐

文と写真=河村 亮(かわむら あきら)
平成25年度4次隊 青年海外協力隊
職種:バレーボール 活動地域:トゥブ県ゾーンモド

 後編では全国大会出場の為のトゥブ県大会に向けて苦悩する2人の指導者と子供達の様子を書きたいと思います。

前編: モンゴルに赴任して1年が経ちました ‐ 前編 ‐

 チームミーティングを開いた後、子供達の練習態度が向上しないままトゥブ県大会まで1週間を切った時のことです。男子チームは練習試合で勝ったり、練習中に良いプレーが目立つようになったり、それとなくチームが完成していました。しかし、女子チームはいまいち士気が上がりません。同僚のモンゴル人はしびれを切らしたのか鬼のような剣幕で女の子たちを怒鳴り散らします。あまりにも速く喋っていたので何を言っていたのかは分かりませんが、女の子たちも同僚も泣いているのを見て「どうやらただ事ではないな」ということだけは察しました。

 大会前の最後の週末練習で同僚のモンゴル人指導者は首都で行われるバレーボール大会に自身が出場するために練習には来ませんでした。おやおやと思いながらも私は練習に向かいました。女子チームは試合形式の練習を行っていたのですが、やはりいまいちです。そこで私はキャプテンを呼び出しました。

 「 私たち2人の指導者はお前たちにバレーボールの技術を教える。勝つために必要なことを教える。その為に環境もできる限り整えてあげる。でも、このチームを引っ張っていくのはお前なんだよ。何のためのキャプテンなんだ? 」

 大会直前でこんなことを言わなければならないのかと思いつつも言いました。すると、キャプテンは泣きながらこう言いました。

 「 だって、でも、私が何を言っても、みんなは私のことなんか気にしないし、いつも私が意見することをみんなは良く思ってないの 」

 このチームはそんな状態だったのかと驚くと共に、それを感じ取れないでいた私自身を責めました。このキャプテンは立候補してキャプテンになったわけではありません。みんながこの子をキャプテンに選出したのです。なのに、キャプテンの言葉に耳を貸さないのは問題ですよね。試合形式の練習が終わった後、今度は女子チームの全員を集合させてこう言いました。

 「 このキャプテンはお前たちが選出したキャプテンだろ、なぜキャプテンの言うことを聞かないんだ。このキャプテンは間違ったことを言っているのか。なぜ自分の意思を最優先するんだ。お前たちが選んだキャプテンの言うことが聞けないならチームには必要ない、出ていけ 」

 「 さっきの試合形式の練習はなんだ?やる気あるのか?勝つ気あるのか?まさか自分の方にボールが飛んでくると思わなかったからレシーブしなかった。隣の選手がレシーブすると思ったから声も出さずに何もしなかった。そうやって人のせいにして試合で勝てるのか?やる気がないなら私は日本に帰るよ。どうせ負けるなら大会なんか参加しない方がマシだよ。時間がもったいない、無駄だよ 」

 この後の女子チームの雰囲気はもちろん最悪でした。しかし、この状態のチームに何を言えばいいのか私は分からなかったので素直に思ったことを全て言いました。

 練習が終わった後、キャプテンが私に言ってきました。

 「 先生、今日の私たちは本気を出していなかったんだよ。大会が近いでしょ?だから力を温存して練習していたの。それに大会では練習よりもやる気が出るからきっと良い試合をすると思うよ、見ててね 」

 なんて甘い考えのキャプテンなんだと呆れながらも、この日の練習は終わりました。

 そして大会を迎えます。男子はなんとか優勝することができましたが、女子は決勝戦で酷い負け方をしました。予定通りといえば予定通りです。女子チームはこの大会で自分たちの甘さを思い知り、考え直すことができれば、次のトゥブ県大会では優勝することが出来るでしょう。

トゥブ県大会終了後
トゥブ県大会終了後

 さてさて、男子はトゥブ県代表としてモンゴル中央ブロック大会に出場することになりました。中央ブロックはトゥブ県を含めて5チームが出場します。男子チームは県大会よりも上の大会に出場した経験が少なく、さらに中央ブロックには昨年の全国大会優勝チームと3位のチームがいたこともあり、いつも通りのプレーをすることができず4戦全敗に終わりました。

モンゴル中央ブロック大会 敗戦後
モンゴル中央ブロック大会 敗戦後

 私がゾーンモドに赴任してから1年間、子供達の為に一生懸命指導してきました。しかし、女子チームは大会の結果よりもチームとして問題が山積みです。男子チームは全国大会はおろかブロック大会で1勝もできない有様です。とても悔しいです。しかし、これが今のゾーンモドのチームの現状ですし、その責任はやはり指導者にあると思います。

 これからの1年間。子供達を変えるためには自分が変わらなければなりません。落ち込んでいる暇はありません。少しずつ、それでも確実に前進できるように1つ1つの練習に妥協を許さず取り組んでいきたいと思います。来年の全国大会予選ではトゥブ県大会を快勝してブロック大会も勝ち抜き、必ず全国大会にこの子達を連れていけるように頑張ります!!



タグ : 隊次:254 職種:バレーボール 地名:トゥブ県ゾーンモド

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