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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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国境を越えて~子どもたち同士の交流~

文と写真=大石陽介(おおいし・ようすけ)
平成26年度1次隊 青年海外協力隊
職種:小学校教諭 活動地域:ダルハンオール県ダルハン



 私は現職教員特別参加制度を利用して参加している平成26年度1次隊小学校教育派遣の大石陽介です。
 
 今年の3月末、私が日本で教員として初めて受けもった当時2年生の子どもたちの卒業式に参加するため、日本へ一時帰国しました。本来なら、他の学校に異動になっているため、参加することはできませんでした。しかし、今回の制度を利用したことにより、勤務していた学校に籍があるため、職員として参加することができました。

 卒業式当日には、私の配属先であるオド統合学校の5年生の子どもたちからの手紙を日本の子どもたち1人1人の机の上に置き、サプライズプレゼントしました。

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卒業式(日本)


 実はこのサプライズプレゼントの2か月前から、国境を越えた日本とモンゴルの子どもたち同士の交流はスタートしていました。
 日本の小学校6年生の社会科の授業の中に『世界で活躍する人々』という単元があり、青年海外協力隊についても学習することになっています。そこで、実際に現地で活躍している隊員の生の声を聞こうということでインタビュー形式の学習活動を昨年度から取り組み始めました。ちなみに、昨年度は平成24年度3次隊の隊員とこの活動を行いました。

 この活動後、日本の子どもたちは
「学校に行くのが当たり前だったけど、その当たり前のことに感謝をして、学校に行けない子どもたちの分まで一生懸命、全力でやらなければいけない。」
「今の私たちにできることを考えて、募金などの活動をしていきたい。」
などと感想を書いていました。机上の学習では、このようなことを学ぶことができません。今年度もこの活動を行い、それにプラスしてモンゴルと日本の子どもたち同士の交流もできないだろうかと考えたことがきっかけとなりました。

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日本の子供達


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学習を通して感じた、日本の子供達の感想


 まず、モンゴルと日本の両校の先生方に活動の旨を伝え、日程を調整しました。日本の小学校6年生4クラス、モンゴルの小学校5年生4クラスとクラスの数が一致したため、調整もスムーズにいきました。授業はインターネット電話を用いて行うことになりました。

 次に、お互いの国の言葉やあいさつを書いたカードを作り、教室のドアに掲示しました。このカードには、読み方を現地の言葉でルビをふることですぐに覚えられるようにしました。また、教室に出入りする際に、カードに書いてあること全てを言い終えてから出入りするようにというルールを設けることで、子どもたちは一生懸命覚えていました。

 授業のときにも、日本語の練習をすることで、発音も上手になっていきました。廊下ですれ違うときには日本語であいさつをする子もどんどん増えていきました。
まとめとして、交流直前の授業のときには、インタビュー形式の練習をしました。

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モンゴル語・日本語挨拶表


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モンゴルの女の子


 交流初日、期待と不安が入り混じる中授業はスタートしました。
 日本の子どもたちから「サインバインノー」(=モンゴルの挨拶)、モンゴルの子どもたちも「サイン。こんにちは。」(サイン=モンゴルの挨拶に対する返答)とあいさつを返し、なんとかいいスタートをきったと思いきや、モンゴル側がいきなり停電してしまいました。でも、携帯電話のデザリング機能を駆使して、授業を再開しました。

 このアクシデントを利用して、「日本だったらこんなこと起きないよね。」と日本との違いや生活する難しさを話すこともできました。インタビューを終えて、子どもたち同士の交流がスタートしました。日本の子どもがモンゴル語を、モンゴルの子どもが日本語を話しながら質問をし合うこともできました。答えるときには、私が通訳に入ることでお互いがコミュニケーションを円滑に取ることができました。

 中でも、日本の子どもたちは、モンゴルの気温の低さに、モンゴルの子どもたちは、教室の広さや服装などに驚き合っていました。質問を存分にし合った最後に、日本からは「リコーダーの演奏」をモンゴルからは「国歌の合唱」のプレゼントをそれぞれ贈り合いました。モンゴルの子どもたちは、リコーダーの音色を初めて聞いた子が多く、盛大な拍手を送っていました。

 私の配属先の学校にリコーダーがないことを音楽の先生から聞いていたので、モンゴルの子どもたちにやってみたいかと質問をするとやってみたいと返答がありました。日本では、小学校6年生以降リコーダーを使うことは滅多にないため、日本の子どもたちに今使っているリコーダーをモンゴルへ送ってくれないかとお願いをすると「いいよ。」とすぐに返事がきました。

 同じような交流を全4クラス終えてから1週間が経ち、もう1度交流をしたいと日本から連絡が入り、後日インターネット電話を改めてつなぎました。「みんなのところへ、リコーダーを70本送ります。」という素敵なメッセージであったため、モンゴルの子どもたちは大喜びしました。私はモンゴルの子どもたちに「先生は、この日本の子どもたちの卒業式に参加するため、日本へ帰ります。そのときにみんなにできることはありますか。」と尋ねると手紙を書きたいという子が多く、日本の子どもたちにサプライズプレゼントをすることになりました。この交流を通して誰もが成長し、満足したに違いないと思います。

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交流会 日本側


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交流会 モンゴル側





タグ : 隊次:26−1 職種:小学校教諭 地名:ダルハンオール県ダルハン

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