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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として毎週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
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モンゴルの怪我事情

文と写真=中村 仁美(なかむら・ひとみ)
平成26年度1次隊 青年海外協力隊
職種:理学療法士 活動地域:ウランバートル市

 初めまして。私は2014年7月にモンゴルに来て、10か月 が経とうとしています。

 現在、モンゴルの生活や食事にだいぶ慣れてきました。慣れてきた頃というのは気が緩むと言われています。気が緩むと犯罪・事故に巻き込まれやすいので、これからも注意していきたいですね。

 今回は、モンゴルで多い怪我についてお話ししようと思います。

 私は現在、首都ウランバートル市にある国立外傷整形外科センターという病院で理学療法士として患者さんにリハビリテーションを行っています。この病院は、モンゴルでも唯一の整形外科治療に特化した国立病院です。そのため、モンゴル国内中から怪我をした患者さんを受け入れており、病院は毎日患者さんで溢れかえっています。

 では、どういった理由で怪我をし、入院・治療・リハビリテーションを行う患者さんが多いのか、紹介しましょう。病院に来る患者さんの怪我の種類は骨折、脱臼、靭帯損傷、脊髄損傷、頭部外傷、切断など様々です。

 リハビリテーションを行う前や病室に行ったときの質問の内容は決まってます。

 “どうして怪我しましたか?”

■ 理由その1

「落ちた。転んだ。」

 モンゴル特有の理由は馬、そしてバイクから落ちたというものです。遊牧民の移動手段は主に馬、バイクの2つです。田舎となると道は十分に整備されていません。また、馬に乗るときは鞍をつけないことが多く、スピードも出すため、遊牧民の男性に季節問わず多く聞かれる理由です。

 また、夏ともなると一気にビルやマンションの建設ラッシュとなるため、建設作業員が高所から転落する事故が多発します。そのため脊髄損傷、骨折などで重傷の患者が来ます。

 そして冬は長く厳しく、日中でも0℃を超えない日が続きます。そのため、歩道や外の階段は凍っていて、そこで滑って転んだ、滑り落ちて骨折したという理由が多く聞かれます。これは高齢者、女性から多く聞かれる理由です。

鞍なしで馬に乗る遊牧民
鞍なしで馬に乗る遊牧民

冬になると凍って滑りやすくなる外階段
冬になると凍って滑りやすくなる外階段

■ 理由その2

「交通事故で。」

 私の病院に運ばれる患者さんで最も多い理由です。首都のウランバートル市は人口が集中している都市のため、車の多さが深刻です。そのうえ、スピードの出しすぎ、急な進路変更、信号無視、車間距離の狭さなど車の運転も乱暴です。また歩行者も横断歩道以外のところを渡るので交通事故はとても多いのです。意識がない人や脊髄損傷、骨折など重体・重傷の患者さんが多く運び込まれます。年齢・性別・季節関係なく本当に多く聞かれる理由です。皆さんも注意しながら歩いて下さい。

横断歩道のないところでの横断は日常茶飯事
横断歩道のないところでの横断は日常茶飯事

■ 理由その3

「喧嘩した。」

 モンゴルはお酒の種類が豊富で消費量も多い国です。特にビール、アリヒ(モンゴルウォッカ)を飲みます。道にも、お酒の缶・瓶がごろごろ転がっています。7月のナーダム(国家の祭)、12月のシンジル(クリスマス・忘年会)、2月のツァガーンサル(旧正月)の時期は特に消費します。そのため酔って喧嘩して、顔や頭を骨折した男性がしばしば来院します。

 また、喧嘩して刺されて 、痛くて身体が動かせないからと、リハビリテーションの処方が出たこともありました。事件性の強い怪我の患者さんが多く来るため為、私の病院には警察官が常駐しています。こういった理由の患者さんは夜間に運ばれてくるようなので、夜の外出には十分注意してください。

 そして、遊んでいるつもりで相撲を取っていたら、だんだん本気になり怪我をしたという理由も数回聞きました。モンゴル人は力が強く勝負事に関し本気を出すので、安易に相撲を取ろうなどと言ったら大怪我に繫がるかもしれません。

私の病院では警察が常駐している
私の病院では警察が常駐している

アリヒ(ウォッカ)の瓶が道端に…
アリヒ(ウォッカ)の瓶が道端に…

 以上、私が聞き取った怪我の主な理由です。

 職業上、怪我をした理由を聞いていると一層気を付けなければと強く思います。日頃から犯罪・事故に巻き込まれないよう気を抜かず、残りの任期も楽しく活動していきたいですね。



タグ : 隊次:261 職種:理学療法士 地名:ウランバートル市

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