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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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モンゴルってこんな国 - 衣食住編 (その3) ~住むところ~

文と写真=木下聡(きのした・さとし)
平成23年度3次隊 青年海外協力隊
職種:環境教育 活動地域:ウランバートル

モンゴルの文化紹介第三弾! 今回は衣食住の「住」です。

第1回: モンゴルってこんな国 - 衣食住編 (その1) ~着るもの~
第2回: モンゴルってこんな国 - 衣食住編 (その2) ~食べもの~

・Гэр ( ゲル )

 なんといってもモンゴル、遊牧民の象徴といえるのが"ゲル"でしょう。いわゆる移動式住居。だいたい半径4~6m程度で高さは3m程度が平均的。中心に2本の柱が建てられており、その間を通ることはタブーとされています。ドアは必ず南を向くように建てられ、ドアの正面奥(北側)に主人が座ります。そして主人から見て右手(西側)に男性、左手(東側)に女性が座るのがしきたりで、客人として訪問した際には右手(西側)にが座るのが通常です。モンゴル語のゲルには「我が家」という意味もあるため、それと区別するためにあえて「モンゴルゲル」と表現することもあります。

Гэр ( ゲル )
Гэр ( ゲル ) の外観

・Орон сууц ( オロン ソーツ : アパート )

 モンゴルゲルを遊牧民の家と考えた場合、都市部の定住者はどうかというと"アパート・マンション"が一般的です。厳しい冬の寒さをしのぐため、温水による屋内暖房システム「パール」を効率よく、多くの家庭に供給するために、集合住宅化が進んだものと筆者は推測しています。一般家庭のガス普及はほとんどなく、殆ど"オール電化"状態です。それ以外の場合は"木造"、あるいは"レンガ造り"の1軒家が多く、都市郊外にはカラフルな屋根の木造家屋が数多く見られます。

Орон сууц ( オロン ソーツ : アパート )
アパートの一例

・Паар (パール)

 "パール"とは屋内暖房システムの総称です。ウランバートル市では火力発電所から出る熱を利用した温水を配管で建物中に巡らせて、廊下や階段も含め、24時間建物全体を温めてくれています。行き届かない地区ではパール用のボイラーを用いて温水を供給しており、そのボイラーの排煙が市内の大気汚染の一因という指摘もありますが・・・(泣)

 パールの期間は通常9月中旬から翌年5月中旬まで。もしこの期間を冬と言うならモンゴルは8ヶ月にもわたる長く寒い冬に耐えなくてはならないとも言えるわけです・・・(泣)

Паар ( パール )
冬のおとも Паар ( パール )

・Гэр хороолол ( ゲル ホローロル : ゲル地区 )

 モンゴルの都市における特徴の最たるものが"中心市街地"とその周辺に広がる"ゲル地区"の二重構造です。今回ゲルを紹介したので併せて説明しておきます。簡単に言えば様々な理由により遊牧生活を止めた人たちが都市周辺に住みつきはじめ、モンゴルゲルの密集した地区を構成するようになったものです。地方でも大きめの街であれば必ずと言っていいほど存在し、"アパート地区"と"ゲル地区"というふうに行政上でも区分されています。ただし、ひとくちに"ゲル地区"と言っても、<電気>、<上下水道>といった生活インフラの有無、住人の貧富などの状況はまちまちであり、十把一絡げにこの地区を「貧困地区」や「スラム街」、「未整備地区」などと評することはできません。また、現在は敷地内に"木造"、あるいは"レンガ造り"の家を建てている家庭が多く、"ゲル地区"という呼称もすでに実態から乖離し始めているとも言えます。この問題は複雑で 様々なモンゴルの問題点を内包しているため、詳細は機会があれば別稿にて改めたいと思います。

Гэр хороолол ( ゲル ホローロル : ゲル地区 )
公害によって曇る ゲル地区

 さて、3回にわたってお伝えした「モンゴルってこんな国 衣食住編」、いかかでしたでしょうか ?

 次回は日常の小ネタを集めた「モンゴルってこんな国 日常編」にてお会いしましょう !!


タグ : 隊次:23-3、地名:ウランバートル市

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