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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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モンゴルのバレーボール事情

文と写真=早坂美穂(はやさか・みほ)
平成30年度1次隊 青年海外協力隊
職種:バレーボール 活動地域:トゥブ県ゾーンモド



 今年7月からモンゴルにバレーボールで派遣されている早坂美穂です。
 バレーボールの楽しさを伝えるために青年海外協力隊を志望しました。バレーボールはどんなレベルの人でも楽しむことができるスポーツで、世界中多くの人に愛されているスポーツです。最初はボールを触ることを、楽しみます。そして、だんだんと仲間とつなぐことや、自分の技能を上げてネット越しに強いスパイクを打つこと、そして自分たちで試行錯誤して点数を取ることで楽しみ方も変わってきます。私は、子供たちに、一つ上のレベルの楽しさを伝えていきたいと思います。今の楽しさより、さらに高いレベルの楽しさがあることを知ると、子供たちも目がキラキラし、さらに練習に必死に励むことができます。そんな環境づくりができればいいな、と考えています。日本にはいろんな情報や、たくさんの指導者がいて一つ上の楽しさを味わうことのできるチャンスが多くありますが、海外はそうではないところもあります。情報が少ない事や、準備が不十分なため、その楽しさを追及できないということもあります。そんな環境の中で、なにか工夫をしなければいけないと思いながら、現在試行錯誤中です。


■活動について
 私は、トゥブ県ゾーンモドのフムーン統合学校というところに配属されています。小中高の一貫校です。モンゴルでは、基本的に小中高の一貫校が主流です。私は、現在高校生の男女の課外活動,小・高校生の授業を行っています。課外活動は男子が週に3回、女子が週に4回。それぞれ20名程度の人数がいます。授業は、時期によって教える対象が変わり、バレーボールや体つくり運動を指導しています。また、毎回ラジオ体操も行っています。


■モンゴルのバレーボールについて
 モンゴルでは多くの人がバレーボールに親しんでいます。高校生に趣味は何かと聞くと、バレーボールです、と答える人が多くいました。日本では、あまり考えられないです。授業や部活動でバレーをしますが、趣味ですと答える高校生はかなり少数だと思います。大人たちも、多くの人がバレーボールを楽しんでいます。私の配属先では、高校生の練習の後に大人が集まって週に2・3回練習をしています。また、近くの職業訓練学校でも先生方が集まって練習しているそうです。小学生の授業では、今日からバレーボールの授業をしますと言ったら、とても喜んでいました。そして、授業の中でも、うまくできないけど頑張って何度も挑戦する子たちが多くいます。


■バレーボールの試合について
 私はこれまでに2回の試合の引率をしました。1つはオープン参加の国の大会。もう1つは県の大会。
高校生は大会によって多少ルールが異なります。まず、21点の3セットマッチ。3セット目は15点制。レセプション(サーブカット・サーブを打たれて最初に触るボール)でオーバーハンドパスを使ってはいけなかったりします。
また、県大会の時は深夜まで試合が続きました。男女で1コートしかなく、1日に終わらせなければいけない試合が32試合!!!日本だったら、多くても8試合。と考えると・・・恐ろしい。時間設定はないので、試合が終わったら、コートでのアップの時間は取らず、すぐに試合開始。だとしても多すぎです。私たちのチームは、その日最後の試合が始まったのは夜中の1時半。どんなにバレーが好きでも、この時間にバレーをしたことはないなぁ。選手たちも、待つことも戦いでした。しかし、選手もですが私も、この時間でも試合になるとスイッチオン!!!メラメラしちゃうんですね。この日は残り2試合あり、最後までゲームがあったチームは3時過ぎまで試合をしていたんですね。

そして、2日目は朝の8時から試合スタート。私のチームは12時ごろからだったので、余裕がありましたが、朝早いチームは大変です。そして、この日も、私たちの最終試合開始の時刻は、女子は夜11時から、男子は夜中の1時から。しかも、それぞれメダルをかけた試合なので、かなりの白熱ぶり。男女とも、惜しくもメダル獲得ならず、でした。ですが、今回の試合は、前回の試合でできなかったことができるようになり、試合の中で成長したことがたくさんありました。私の課題もいくつかありますが、まずはこの試合のシステムを把握し慣れることですかね。そこから生み出される作戦や戦略も多くありそうです。

 モンゴル式の試合の流れを勉強しつつ、子供たちにバレーボールの楽しさを伝えていきたいと思います。

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ゴビはただの砂漠じゃない

文と写真=田原 浩美(たはら・ひろみ)

2018年度1次隊 青年海外協力隊

職種:障害児・者支援 活動地域:ドルノゴビ県サインシャンド


 
砂漠に咲く花
砂漠に咲く花


 Сайн байна уу?(センベーノー・お元気ですか)田原浩美と申します。私は、ドルノゴビ県というゴビ砂漠東部にある町で活動しています。
「ゴビ砂漠」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。春になると、日本にはゴビ砂漠の黄砂が偏西風にのっていきます。私は特別支援学校教諭ですが、専門科目は理科なので理科の授業もします。毎年、理科の授業で生徒にゴビ砂漠の話をしていましたが、まさかそこに住むとは夢にも思いませんでした。
「ゴビ」とは、モンゴル語で〈草がまばらに生え、若干の動物が生息する荒れ地〉を意味します。ゴビ砂漠は、世界基準でも大きい砂漠だと言われていますが、みなさんがイメージしている果てしなく砂地が続く砂漠とは違うのです。今回は、そんなゴビ砂漠にある観光地を紹介します。

ゴビ砂漠
ゴビ砂漠


◆世界屈指のパワースポット
 ドルノゴビ県には、ゴビ第5代活仏のダンザンラブジャーが造った瞑想地があります。

ダンザンラブジャーの像
ダンザンラブジャーの像


 シャンバラという地ですが、モンゴルの人達は「エネルギーセンター」と言います。ここにはモンゴル全土からはもちろんのこと、世界各国からエネルギーを求めて訪れているようです。左の門から入って、懺悔して、ハトの餌を入れて、粉に火をつけて・・・右の門から出るなどの作法があるようですが、私が訪れたのは活動先であるドルノゴビ県に就いたばかりの頃だったので知りませんでした。

シャンバラ
シャンバラ


 入場前に額のグルグルを見ると目が動いて見えて、退場後に見ると目が動いて見えないようです。私は入場前にも退場後にも動いて見えませんでした…。

 中には赤い地面が広がっていて、そこで大きなパワーを得られるというので寝転びました。そこで出会ったウランバートルから来たというモンゴルの人達は、家から持ってきたというさまざまな物(置物や食器、仏具など)も大地に広げ、エネルギーを物にも与えていました。

赤い土地に寝転がるとエネルギーが得られるのだとか
赤い土地に寝転がるとエネルギーが得られるのだとか


 そこから電話をすると、電話した相手にもエネルギーが伝わるというので、同じ時期にモンゴルに来た隊員全員に電話しました。そこだけ急に近代的だと思いました。それでも、エネルギーセンターはとっても気持ちのいい場所でした。地元の人も何かにつけて行くようなので、私もまた行きたいと思います。

 エネルギーセンターの近くには、僧侶がこもって瞑想したという洞窟があります。洞窟の中は独特な感じでした。全体的には、なんか遺跡のようなアドベンチャー感があって楽しかったです。生まれ変わりの穴というのもあるみたいです。これも知らなかった…。

瞑想の洞窟
瞑想の洞窟


◆砂丘
 ゴビにはいくつか砂丘があります。私もサインシャンドから車で3時間ほどの砂丘に行ってみました。そこにはゴビ砂漠のオアシスがありました。
 ゴビには多少の草が生えていますが、草の色が緑というには色味がくすんでいます。しかし、砂丘のふもとには湿った土地があって濃い緑色の草が密生していました。緑に飢えていた私は、「ゴビに来て初めて緑を見た!」と感動しました。

砂丘
砂丘


 砂丘の上に立つと、広い青空の下、果てしない景色と、砂と風でできた綺麗な風紋、気持ちのいい風になんだか力が湧いてきました。のんびり過ごすつもりだったのですが、陸上部だった頃に静岡県の中田島砂丘でトレーニングしたことを思い出し、思わずダッシュを何本かしてしまいました。普段、歩くのすら面倒がる私が走りたくなるほど、とても力が湧く場所です。

◆恐竜の化石
 古代、緑豊かだったというこの地域には、大型恐竜が多く生息していたようです。そして、ゴビ砂漠は世界で初めて“恐竜の卵の化石”が発掘された地です。恐竜はもともと爬虫類なのか?それとも哺乳類なのか?という議論があったのですが、この発掘によって、やっぱり恐竜は卵から生まれたため爬虫類であるということが証明されたのだとか。そのため、ゴビ砂漠は恐竜化石の発掘地としても知られています。
 何でもないような場所に恐竜の骨が置いてあり、触ることもできました。そんなことってあるのかな…?

恐竜の化石
恐竜の化石


 ドルノゴビ県のシンボルは恐竜で、サインシャンドの公園にも大きな恐竜さんがいます。

ドルノゴビ県の県章
ドルノゴビ県の県章

公園の恐竜さん
公園の恐竜さん


 ドルノゴビ県は鉱物資源も豊富な地域で、サインシャンドの町には恐竜やゴビの土地に関する博物館があります。紹介した場所以外にも、珪化木(植物の化石)や粘土質の赤い土地など他では見られない自然現象や地形を見ることができてとても面白いです。また、ハマリーン僧院、黒山、おっぱい岩などのチベット仏教に関する観光地も多くあり、どこも素敵な場所です。
 ほどよく田舎でほどよく町なドルノゴビ県サインシャンドは、とてもいい所なので是非いらしてください。

珪化木(植物の化石)
珪化木(植物の化石)

赤い土地
赤い土地

寺院
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ゴビ名物のラクダ
ゴビ名物のラクダ

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