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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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帰国から3ヶ月。

文と写真=吉田量子(よしだ・りょうこ)
平成25年度4次隊、青年海外協力隊
職種:幼児教育 任地:ウランバートル


 2年3ヶ月の隊員生活を終え、日本に帰国して早3ヶ月が経ちました。時間が経つのは早いのか遅いのか。“青年海外協力隊”という肩書がなくなってからの私は、“本当にモンゴルで2年以上暮らし、協力隊として活動をしていたのだろうか…”そんな疑問が浮かぶほど、『ただの日常』の中に戻ってきています。

▪『ただの日常』・・・?
 赴任前の記憶の消失(ひとの名前と顔が…。苦笑)、知り合いや教え子の成長、地元の住宅地化、元職場の制度や環境の変化など、至る所に“2年の歳月”は転がっています。しかし、実家での生活が再開し、以前と同じ出勤時間に、同じ通勤路を通り、日本らしい職場で働く日々には、“『ただの日常』に戻ってきた”という表現がしっくりきてしまいます(それがまた、日本で暮らす上での安心感になっていたりするのですが)。それと同時に、モンゴルでの活動が、いかに刺激的で、日本の生活と比べて非日常であったかということを思い知らされます。

▪モンゴルとのつながり
 『ただの日常』なんて言いながら、帰国してからの3ヶ月間、モンゴルと無縁だった訳ではありません。ここで帰国後のモンゴルとのつながりをご紹介。

1.持ち帰りの宿題の提出
帰国直前で出席した、モンゴルの幼稚園で実施が始まった発達検査表の改正についての会議にて、改正部分の提案を求められていました。そんな大仕事引き受けていいのかと思いつつ、一保育士の考えとして、いくつか提案させて頂きました。改正時に活かされるかどうかは分わかりませんが、自身の活動(幼稚園巡回やセミナー等)で得た知識・経験を活用して取り組む機会にもなりました。

2.職場でのモンゴル紹介
職場(赤ちゃんから大人までの会員がいるNPO法人)にて、“モンゴルのお話”の日を設けてもらいました。“モンゴルクイズ”を考案中、モンゴル赴任時、どんな事に驚き、どんな事に面白さを感じたかなぁ~と思い出に浸り、モンゴルに行きたい欲が再熱(笑)。
当日は小学校4年生から40代の方、15人くらいが集まってくれました。“モンゴルクイズ”は、答えを言う度に「えぇ~!?」とか、「ほんとに~?」と良い反応をしてくれ 、とても面白かったです。特に「ハムリーンヒード寺院のパワースポットから、他の場所にいる家族や友人にパワーを届ける方法は?(①天に向かって叫ぶ ②電話をかける ③手紙を書いて送る ④土を持って帰る)」という質問で、答えが「②電話」という事に、「そんなに近代的なの?」と驚きが生まれました。ソーラーパネルでの自家発電、遊牧民が車やバイクを活用しているという事でも、話しが盛り上がりました。
スーテイツァイ(モンゴルミルクティー)の味に顔をしかめ、馬の匂いのしみ込んだデール(伝統服)や馬のしっぽのロープの匂いに「あ…あぁ…」、シャガイ(羊の足首の骨/伝統的な玩具)で運勢を占って一喜一憂。
今度は、大人の方に向けて青年海外協力隊を目指した時の話や活動についての話をしてね、と声をかけて頂いています。活動の振り返りにもなり、何より大好きになったモンゴルの話を他人にできるというのは、嬉しいものです。


デールの試着。小学生にはだぶだぶでした



シャガイで占いをしているところ


3.モンゴル人(JICA研修員)のホームステイ受け入れ
 大阪で研修を受けているJICA研修員が、1泊2日の日程で、和歌山(私の地元です)にてホームステイする事になり、モンゴルの方であれば…!と、受け入れを行いました。ホス トファミリー初体験の我が家でしたが、モンゴルに所縁のある知人たちの協力の元、なかなか充実したおもてなしができたのではないかと思います。
 2カ月以上振りのモンゴル語で、自分の言語の衰えに少々落胆しましたが、英語が堪能ではないモンゴルからのお客さまが、「モンゴル語を知っている家庭でホームステイできたから、“食って寝る”だけじゃなくて、いろんな話ができた」と喜んでくれ、ホッと一安心。そして、自身の活動につながる“モンゴルの教育”について語り合えた(と、思っている。笑)事が、楽しい思い出となりました。
 地元観光は、いつもと違う楽しみ方ができ、新たな魅力に気づく事もできました。


JICA研修員と


 今回の記事、帰国3ヶ月目の隊員のただのつぶやきのようになってしまいましたね。

果たして、私は2年分成長出来ているのか?
まだまだ答えは出ません。

私は、日本帰国後に“国際協力”を続けていきたい!という強い想いを持ち合わせていませんでした。しかし、不思議とモンゴルとの縁は続くようで、この先もずっと何らかの形でつながっていければと思った、帰国3ヶ月でした。

タグ : 隊次 254/ 職種 幼児教育/ 地名 ウランバートル

モンゴル国際草原マラソン 2016

文と写真=前田梨絵(まえだ・りえ)
平成27年度2次隊 青年海外協力隊
職種:保健師 活動地域:ダルハンオール県ダルハン


■草原マラソンとは
  首都ウランバートルから車で1時間くらい行ったところにある、ナーダム(モンゴルの伝統的なお祭り)の競馬競技が行われている草原で1年に1度開催実施されているマラソン大会。
今年の草原マラソンは一味違い、20回目の記念大会でした。 そのため、例年は 3km、5km、10km、ハーフの4コースですが、今年は100kmという特別な距離が設定されていて、100kmは参加費も桁違いで日本円で6万円もしました。 3km、5km、10km、ハーフの参加費は日本からの参加だと12,000円、モンゴル在住の日本人は50,000トゥグルグ(モンゴル通貨。日本円で約2500円。2016年9月現在の価格。)です。そして優勝賞品は、ラクダや馬、羊などモンゴルらしさあふれる大会です。
私は日本でもマラソン大会に何度か参加していたので、草原マラソンには日本にいるときから参加したいと思っていました。


草原マラソン20周年


■マラソン大会当日
この日はとても寒く、あいにくの曇り空でした。雨が降らなかったので良かったですが、、私は開会式をほとんど見ずに、テントの中でストレッチなどをしていました。
11時30分前に、「10kmとハーフの人はスタート地点に」という声がかかりました。そして、スタート。私はハーフを走りました。長い旅の始まりです。


スタート


私の目標は完走することです。参加者のペースはスタートからすごく速かったのですが、最初にとばすとバテそうだと思ったので、自分のペースで走りました。
まず見えてきたのが3kmコース折り返しの文字。まだ1km程度かと思うと先は長いと感じました。途中、牛の骨がコース脇にあり、日本から来たランナーは珍しそうに写真を撮っていました。
10kmコースとハーフとの分岐からが本当に長かったです。 5kmごとに給水所があると聞いていたので、水を持たずに走っていましたが、行けども行けども給水所なんてなく、途中に係りの人もほとんどいません。一つ目の丘を越えて、その次の丘の上にようやく人がいました。その人に、「水はどこにあるの?」と聞くと、「知らない」と答えました。日本のマラソン大会だったら絶対にありえないとは思いますが、そう、ここはモンゴルでした。
次の 丘を下ると、折り返しの文字とともにゼッケンをチェックしている人がいました。その人に「水はないの?」と聞くと「終わりました。」と。心の中でヤーナー(モンゴル語で「どうしよう」) と叫んでいました。あたりには空のペットボトルがいくつも転がっていて、なんで水を持って来なかったのだろうと本当に悔やみました。
残り7kmくらいの 地点で、後ろから馬の群れが遊牧民に追いかけられ走って来るのを見てモンゴルらしいなと思いつつ、そこからは途中で倒れないように歩くことにしました。ずっと前を走っていた日本人の女の子も歩きだしていたのでその子に声をかけてみると、その子は初めてのハーフマラソンがこの草原マラソンだったそうです。練習のときはハーフも歩くことなく走れたそうですが、今日は調子がイマイチのようでした。そのうちに2回目の給水所を通り、モンゴル人から日本語で頑張ってと声をかけられました。そのすぐそばには無残なペットボトルが転がっていました。

■ラストスパート
歩いていると寒くなってきたので、体を暖めるために私は走り出すことにしました。一回歩いたからか、なかなか走り続けることはできず、歩いては走り、また歩いては走りの繰り返しでしたが、歩いているより体が暖まりました。そうして走って歩いてしていると残り1.5kmくらいのところで、前方から給水車が来ました。とても有り難く生き返るような思いでした。
水を飲みながら歩いていると、ゴミ拾いをしていたJICA隊員が応援してくれました。声援を受けて走れたらよかったけれど、正直そんな体力も残ってなく、自分のペースで走ったり歩いたりしながらゴールへ向かいました。最後は緩やかな上り坂。ゴール前で応援してくれる方がいて、これは本当に嬉しかったです。そして無事にゴール。
その後、閉会式やホルホグ(焼石を使用して作るモンゴルの伝統的な肉料理)のパーティーが開かれました。


ゴール手前


走っているときはぼやいていましたが、帰るころには走ってよかったなと充実感でいっぱいでした。懲りもせず、次は来年のウランバートル国際マラソンに参加します。
草原マラソンに参加しようと思う方で、あまり自信のない 方は、水を持って走ることをお忘れなく!


タグ : 隊次 272/ 職種 保健師/ 地名 ダルハンオール県ダルハン

●●ボルガン県母子保健セミナー●●

文と写真=米澤祐佳(よねざわ・ゆうか)
平成27年度3次隊 青年海外協力隊
職種:助産師 活動地域:ボルガン県ボルガン


 生まれてくる命は、それぞれがかけがえのないただひとつのものです。すべての出産には、命の物語があります。「赤ちゃんと家族に寄り添って、命を紡ぐお手伝いをする」それが、私たちの仕事です。(ドラマ「コウノドリ」10話より引用)
 こんにちは!現在、ボルガン県で助産師をしている米澤祐佳です。
 今回は、ボルガン県の母子保健の現状を踏まえ、先日開催した母子保健セミナーについて書かせていただきたいと思います。


母子保健セミナーの集合写真。村の助産師さん、県総合病院の助産師さん、協力してくださった皆さんと。


■母子保健セミナーを開こうと思ったきっかけ
2月からボルガン県保健局へ派遣され、地方への出張、家庭訪問、村の病院見学へ同行させていただき、6月からは県総合病院の産科病棟で活動させてもらっています。
 そこでびっくりしたことは「元気のない赤ちゃんが生まれてくる多さ」でした。日本では訴訟レベルの、少なくとも産科と新生児科で会議が行われる程の元気のない赤ちゃんに1ヵ月も経たないうちに3人も出逢ったのです。これはおかしいと思い、今までの出産記録を見直し、4人に1人は軽度仮死(アプガースコア6点以下)、12人に1人は重度仮死(アプガースコア3点以下)で生まれてくることがわかりました。
赤ちゃんは生まれたときに泣き方、皮膚の色などの元気さで点数をつけます。これをアプガースコアといい、10点満点で評価をします。日本で生まれた皆さんも評価されたはずです。 日本では10人に1人が軽度仮死(アプガースコア6点以下)、100人に1人が重度仮死(アプガースコア3点以下)で出生しています。なので、モンゴルの軽度仮死は日本の2.5倍、重度仮死は8倍もの多さにもなっています。
この仮死状態で生まれると 、新生児死亡や脳性麻痺、それでなくても知能障害や運動障害などが起こる可能性があるといわれており、特に重度仮死だと、これらの症状が現れる可能性が高くなります。
この現実を目の当たりにし、問題の大きさに呆然としました。そして、思わずSV(シニアボランティア)随伴家族の松本富美子 助産師に相談しました。すると、こう言ってくださいました。「ちょっとボルガンに行ってもいい?」と。それからトントン拍子に話は進み、今回の母子保健セミナーを開催することになったのです。

■母子保健セミナー
 セミナー当日は、県総合病院、各村から助産師さんたちが集まってくださいました。各村には助産師さんが1人ずつしかいません。だから、地方の母子保健はその助産師さんにかかっていると言っても過言ではありません。
そしてその助産師さんたちの反応は、驚くほど良く、私が自己紹介で使用した5分程度の日本の産科医療を紹介した動画に涙し、また松本さんの心のこもった講義や語りに涙し、時には笑う姿が見られました。本セミナーで伝えたかったことは「陣痛中に赤ちゃんの元気さ(胎児心拍)を観察する大切さ」「お母さんに寄り添ってケアを行うことの大切さ」という2点でした。
「助産師は3つの命をかけてお産に向き合っているのよ。1つは赤ちゃん、2つはお母さん。3つ目は?そうです。自分の“助産師生命”です。私たち助産師は、命を賭けてお産に向き合ってんだから!」40年も命に向き合っている松本さんの言葉には重みがあり、やはり言うことが違うなぁと感動しました。このように経験を積んでいきたいものです。
その後は、陣痛中のケアの演習も行いました。足浴、腰部マッサージ、温罨法、アロママッサージを行い、積極的に参加する姿が見られました。「美容院に来たみたい!」「気持ちよくて眠くなってきた!」そんな嬉しい言葉も聞くことができ、会場ではたくさんの笑顔が見られました。


足浴を体験してもらっています。足のツボを刺激すると、陣痛が強くなると言われています。


■実施して思うこと
 本当にたくさんの方々に協力していただけて、セミナーを無事に終えることができ、感謝しています。これをきっかけに自分の存在を知ってもらって、これから行う活動の基礎となり、自分の持っている知識や技術を、モンゴルの方々と共にこの場所に合あった形に変えていければいいなと思います。
 きっと、極寒、そして世界一人口密度が低いモンゴルには公園デビューという文化はありません。20歳まで母乳を飲んでいるというのも真実ではないでしょう。
 極寒の環境であることから、医療施設へのアクセスが困難だったり、道路を作ったりする工事が困難であること。地方では、手に入る食材が限られており、緑黄色野菜や魚など、妊娠期に良いとされている食材が手に入りにくいこと。その他にも、遊牧民の方々の肉体的に厳しい労働環境、家畜の出産時期の繁忙さにおける健診や施設出産への遅延。貧困、お酒をよく飲み肉中心の食生活。地方のマンパワー不足。
 様々な問題はありますが、このように日本と全然違う生活や文化を持つモンゴルで頑張っている医療者、お母さんと赤ちゃん、それからそのご家族のために活動していきたいと思います。

タグ : 隊次 273/ 職種 助産師/ 地名 ボルガン県ボルガン

●●学校保健テレビ会議:国境を越えて“性教育”について話し合うこと●●

文と写真=米澤祐佳(よねざわ・ゆうか)
平成27年度3次隊 青年海外協力隊
職種:助産師 活動地域:ボルガン県ボルガン


「性教育」は“性”の教育であり“生”の教育でもある。“性”がなければ“生”はない。
 尊敬する助産師さんがそう言っていたことが忘れられず、頭の片隅に「いつかは性教育ができるおばちゃんになりたいな」と思っていたせいでしょう。JICAの職員さんからきた「学校保健TV会議開催。テーマは性教育」とのお知らせメールに、「参加したいです」と返信していました。
 いきなり話し始めてすみません。ボルガン県保健局で助産師として活動している米澤祐佳と申します。皆さんボルガン県のことはもうご存知ですよね。ある方が言っておられました。「モンゴルで旅行すべきは、ハラホリン、バヤンウルギー、そしてボルガンだ」と。そう、かの有名なボルガン県です。万が一知らない方がおられる場合は、後日また改めて記事を書かせていただきたいと思います。

■学校保健TV会議について
 さて、まず学校保健TV会議とは、ということから話し始めましょう。先日、学校保健テレビ会議というものが開催されました。その名のとおり、各国のJICA隊員とテレビの中継をつなぎ、会議を行うものです。今回のテーマは「性教育」でした。参加国は14ヶ国。主催国はセネガルの方々でした。他国で活動する隊員が参加していたこともあり、久々に同期隊員の顔が見られ、声が聞けてとっても嬉しかったです。参加した隊員は、看護師、保健師、助産師などの医療関係者だけではく、コミュニティ開発や青少年活動など子どもに関わる職種の方もおられ、様々な視点からひとつのテーマについて話し合うことができ、とても新鮮でした。


テレビ会議準備の様子。このような画面で会議を行います。


■参加して思ったこと
 テレビ会議に参加して、私自身多くのことを学ぶことができました。
文化背景によって、性教育に関する写真は教科書に載せてはいけなかったり、教える範囲が限られていたり 、そもそも保健体育や理科、家庭科など性教育を扱う教科が違う国もあったり。そういったことは考えてもみませんでした。 男尊女卑の考えがあって、女性が避妊を望んでも実現されにくいという国もありました。婚前交渉が認められてない国では、コンドームは未婚の人間が隠れて婚前交渉をする際に使うものだから「バカが使うものだ」というイメージがあり、避妊の考えがなかなか浸透しないという国もありました。話を聞き、やはり性教育はその国々の文化や生活、宗教に強く関連しているものなのだと改めて感じました。


参加国の地図。こんなに離れているのに同時にひとつのことを話し合えるなんてすごい世の中ですね。


■性教育、学校保健TV会議のこれから
 日本では毎年100万人の赤ちゃんが生まれます。一方で、人工妊娠中絶の件数は18万件であるのをご存知ですか?おなかに宿ったいのち の6人に1人は、この世界で産声をあげることができないのです。もちろん、何らかの理由があって中絶が行われる場面を目の当たりにしてきたので、この場で是非を語ろうなんて思っていません。しかし、この数字を見てどう思うか、考えてみてほしいと思います。
 「日本の性教育は、性器や行為の話に注目されがちだけど、大切なのはそうじゃないでしょ。性教育で伝える1番大切なことは、いのちの大切さでしょ。」と大学で学び、性教育の深さに衝撃を受けました。
性教育について活動する人を見るたびに、活動的だなーと他人事のように思っていたけれど、まさか自分が海外でこんなにも積極的に関わることになるとは!人生何が起こるかわかりませんね。
 これから、上に書いたような意識が広がり、教育者側からのアプローチが変わり、日本だけじゃなく世界の性教育が変わることを期待しています。性教育が充実することで、悲しい思いをする人が減り、また救えるいのち命がたくさんあるはずです。
 そして、次回の学校保健テレビ会議はモンゴルが主催国となりました。私が中心となって進めさせていただき、今後テーマを決め、2月後半~3月前半に実施することを目標にしています。 実りある会になるよう、精一杯努めさせていただきます!

タグ : 隊次 273/ 職種 助産師/ 地名 ボルガン県ボルガン

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