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バーサンオンライン編集部

 モンゴルJICAボランティアが自分たちの活動や生活を記事として隔週金曜日に更新し、隊員目線でモンゴルの今を伝えるサイトです!
 БААСАН(バーサン)とはモンゴル語で「金曜日」という意味です。


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モンゴル極寒期のあそび

文と写真=春日井里菜(かすがい りな)
2017年度2次隊 青年海外協力隊
職種:幼児教育 
活動地域:オルホン県エルデネト



 こんにちは。モンゴルに来て、早くも半年が過ぎようとしています。暦の上では春ですが、まだまだ雪が降る今日この頃です。
先日氷点下から抜け出し、雪溶け水でいっぱいになっているのをみて、ようやく春がやってきたと喜んだのも束の間。また辺り一面真っ白の世界に戻りました。早くあったかい日が続いて、花が咲かないかなと思っています。

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Шагай(シャガイ)ってなーんだ?

文と写真=笹井由菜(ささい・ゆいな)
2017年度2次隊 青年海外協力隊
職種:障害児・者支援 
活動地域:ウブルハンガイ県アルバイヘール

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モンゴルと日本の違いって何?モンゴルに来て驚いたことは?

文と写真=後藤昭彦(ごとう・あきひこ)
平成28年度1次隊 青年海外協力隊
職種:小学校教育 活動地域:ドルノド県チョイバルサン


 みなさんこんにちは。28年度1次隊の小学校隊員の後藤昭彦です。
 以前チョイバルサンの隊員宅でご飯を食べていた時です。ある隊員の携帯のLINE電話がけたたましくなりました。「やぁ元気?」そんな会話から始まったかと思います。そして、日本にいる友人から「モンゴルどう?何かビックリしたことある?」と聞かれたのです。その場にいる5人の隊員であれこれ考え、モンゴルでのビックリ話を繰り広げました。その時、気づいてしまったのです。初めの頃は「え????!!」と思っていたことも、最近は「まぁぁ、そうだよね」と慣れてしまっている自分に…。モンゴルに来て早1年が経とうとしています。ここらで、モンゴルのビックリ出来事を記録しておきたいと思います。

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タグ : 隊次 281/ 職種 /小学校教育 地名 ドルノド県チョイバルサン

●『名づけ』という重役●

文と写真=山﨑香葉子(やまざき・かよこ)

平成27年度3次隊 青年海外協力隊

職種:青少年活動 活動地域:トゥブ県ゾーンモド市


 こんにちは。27年度3次隊の山﨑香葉子です。
 日本はもう暑い季節でしょうか。モンゴルは4月に入ってから吹雪く日もありましたが、ようやく暖かくなり、過ごしやすい季節になりました。
 私は、首都ウランバートルから南東に40Kmほど離れた場所にある、トゥブ県ゾーンモド市の日本語教室で日本語を教えています。教室には大人から子供まで約40名生徒が通っていますが、教室の子供たちから最も多い要望が、「日本の名前がほしい!先生、日本の名前つけて!」というものです。
 そこで今回は、モンゴルの子供たちにプレゼントした「日本の名前」についてお話したいと思います。
 なんでもいいのであればすぐにつけてしまいますが、やはり「名前」には、その子供への思いを込めた名前をつけたい!日本でもそうですが、両親から頂いた名前には様々な想い・願いがあると思うので、私流の『名づけ』は、まずは子供たちのモンゴルの名前を日本語訳するところから始まります。

■モンゴルの名前
 モンゴルでは本当に同じ名前の子供が多いと感じます。例えば、「ヒシゲ」「アズジャルガル」「ノミンエルデネ」「ムウフスレン」「ボロル」「トラガ」。私の教室にも同じ名前の子供が多く、混乱してしまうので「大きいトラガ」「小さいトラガ」と呼んでいます。(年齢的な表現です。)
 そしてモンゴルの名前にも日本と同じように一つ一つ意味があります。
「アズジャルガル」=「幸運」「幸せ」
「ボロル」=「水晶」
「ムウフスレン」=「望み」「希望」
「エルデネ」=「宝物」
このように、真の由来はまたそれぞれ違うかもしれませんが、素敵な意味を持つ名前が多いです。こう見ると名前は、その子への想い・願いが最も表現されているものだなと感じてしまいます。だからこそ、やはり日本の名前を付ける上で、一人一人ちゃんと考えたい!!!私は、このモンゴルの名前の意味・由来をベースに、一人一人日本の名前を考えていきます。

■紆余曲折しながらたどり着く日本の名前
上記したように、まずはモンゴルの名前の意味をベースに考えていきます。

例1.「バヤルデルゲル
「バヤル」は直訳で「幸福」や「喜び」などの意味。「デルゲル」は「咲き誇る」「広がる」などの意味。もちろん、直訳のままつけるわけにはいかないので、その子供の性格も考えます。
この子はとても明るくいつもみんなの中心になる子。これからもその明るさでみんなを楽しませてほしいという願いを込め、『まつり』に決定しました。

例2.「エルデネ」
「エルデネ」とは日本語で「宝石」「宝」という意味です。
さすがに「ほうせき」「たから」とつけるわけにはいかない…。さあ、どうする。
ここから私の連想ゲームがはじまる。
「宝石」…両親が子供を想う気持ちかな。もしかしたら宝石のように輝く子供になってほしいという願い…?
この子は、大人しい子ではあるけれど真っ直ぐ目を見て話し、純粋な心を持つ優しい子。
宝→宝石→ダイヤ?(ギラギラし過ぎている)→水晶(お。透き通った綺麗な心!)
いつまでもその純粋できれいな心を大切にしてほしい。という願いを込め「水晶」から漢字を取り『晶子』(しょうこ)と名付けました。

例3.「ツェベルマー」
 この子の名前はモンゴル語ではなく、サンスクリット語からきているということで、意味を知ることが出来ませんでした。(モンゴルではよく名前をチベット語やサンスクリット語からつけることがあるようです。)
 この子はとにかくいつもニコニコしていて、お喋りさんで本当に明るい子。この子の笑顔に救われる人がこれからきっといるはず!その想いを込めて『笑子』(えみこ)とつけました。

■名前をツールに
 毎回名前をつける際は、辞書を片手に苦悩します。ましてや日本語には漢字があり、どの漢字をつけようかとまた悩まされます。しかし、名前を考える時間はその子だけを思い、考えることのできる時間。そして、子供に名前を伝えた時に「ありがとう」と言いながら笑顔でノートに書き写す姿を見られる瞬間は本当に幸せです。
 「ただ名前をつけるだけ」ではなく、名前を考える時間、名前を呼ぶ瞬間、子供が自己紹介で日本の名前を言った瞬間は、「名前」一つで、私と、生徒との「繋がり」を強く感じられる一つのツールでもあります。
 子供たちにはこれからも、この「名前」を大切にしてもらえたら嬉しいですね。
そして私も日本へ帰って、同じ名前の子を見つけた時、モンゴルを思い出すのでしょう。
タグ : 隊次 273/ 職種 青少年活動/ 地名 トゥブ県ゾーンモド市

くらべることで見えたもの

文と写真=加瀬龍介(かせ・りゅうすけ)
平成27年度1次隊 青年海外協力隊
職種:小学校教育 任地:ドルノド県チョイバルサン



■ご挨拶
 平成27年度1次隊、小学校教育で派遣された加瀬龍介です。青年海外協力隊には現職参加制度で行かせていただき、現在日本で小学校教諭として働いています。
 モンゴルから帰って33日後に現場復帰し、日本のリズムに慣れるのに全力を注ぐ毎日。
 帰国してまだ11か月ですが、既にモンゴルでの日々が遠くに感じられます。
そんな中、この度バーサンオンラインの執筆の機会をいただきました。これを機に、あらためて22年間の活動の日々を振り返り、モンゴルと日本の違いや考えさせられたことについて書かせていただきたいと思います。

■時間は守るもの?
 海外では時間にルーズな国が多くあるという話をよく聞きます。ではモンゴルはどうかというと、時間を守らない人が多いです。例えば「1616時から授業についての話し合いをしよう」となっても、約束の時間を守ってもらえず、次の日などに持ち越しになるというのは日常茶飯事でした。
  それに伴って計画を立てたり、それに沿って活動したりすることが苦手です。学校行事もいつ、誰が準備し、何を行うのかが決まっておらず、「この行事いつ何をするの?」、「知らない」という流れから、当日いきなり「今日これやるからやってね」と言われることがほとんどでした。ただ、それでもなんとか行事を行えている現状から、モンゴル人の臨機応変に対処する能力の高さが窺えました。
 日本で学校行事を行う際は、目的や日時、内容、役割分担が11か月前には決まっています。モンゴルと比べて、日本は時間を効率的に使ったり、綿密な計画を立てたりすることについてのノウハウが高いレベルで確立されていると感じます。
  ただ、時間を守るということについてはどうでしょうか。少なくとも私や私の周りの人たちは時間が守れていない人がほとんどです。もちろん約束の時間には遅れませんし、学校で組まれている授業の時間は守ります。ただ、勤務時間。開始は守れても終わりの時間は守れていません。初めの時間は守る必要があるけれど、終わりの時間は守らなくてもいいのでしょうか。守れない時間設定を暗黙の了解でよしとするのではなく、守れる時間にする必要はないのでしょうか。
  初めの時間だけに厳しい日本に対する「そこだけにこだわるのは・・」と思う気持ち。時間にルーズなモンゴルに対する「時間は守った方がいいのでは」という気持ち。何が正しいというわけではないですが、異なる時間に対する姿勢から、改めて時間を守ることについて考えさせられました。

20170615_kase_1.jpg
時間を意識してもらうための予定表



■安全の意味
 モンゴルの子どもたちは、よく切り傷や打ち身などをつくっています。それは転んだ時や喧嘩したときなどにできた傷だそうで、「大丈夫?」と以前聞いたとき、「いつものことだから」と笑って返され、驚かされた記憶があります。
  また、22m近くある壁の上で追いかけっこをしているのを見た時、モンゴルの先生方に「あれは危なくないのか」と尋ねたところ、「小さいころからああして遊んでいるから安全だよ」と言われ、衝撃を受けました。そして、安全とは何だろうと思うようになりました。
  大抵の行動には、危険が常に隣り合わせです。歩くだけでも足を痛める危険があります。走ったりすれば、転んだり、足をくじいたりする危険があります。安全を突き詰めれば何もしないのが一番ということになるのかもしれません。
 ですがそんな話は馬鹿げていると誰しもが思うでしょう。何かをする上で安全について考えるところを、安全を守るために何なにもしないのは本末転倒です。では、何なにが大事なのかというと、それはどこまで許容するかということなのだと思います。
 学校では、子どもに怪我をさせないことを最優先で考えます。そのため、子ども自身が一人で行うことに関する許容範囲は、怪我のない範囲で行えるものになります。そして、その範囲を超えるものには必ず先生が付き添うこととなっています。
 それでは学校を離れた場合はどうでしょう。それは、各家庭によって許容範囲が違ってきます。「危ないことは絶対させない」という方もいれば、「木登りでも、川遊びでも好きに遊べ」とする方もいるでしょう。これもまた、どちらが正しいということはないと思います。  
  許容範囲が広ければ、その分危険は増しますし、狭めれば経験に乏しくなるかもしれません。守ってあげるのも、守れるようにしてあげるのも、どちらも必要で、未来が見えるわけでもない私たちは、その都度バランスを考えていくしかない、というのが結局のところなのかなと思います。
 日本の、特に教員の視点から見ると、モンゴルの子どもの遊びは危険が多く、安全と目的のバランスが取れていないと今でも思います。ただ、モンゴルの親や子どもの、「怪我なんてほっとけば治る」という考えに、懐かしい逞しさを感じさせられたのは、忘れずにいたいです。

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上にあるボールを取りに行く子ども



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